自分が決めた職業であるならば、それがどんな職種であれ自己のキャリアアップを目指そうとすることは大切なことです。単純にキャリアアップと言ってもこれには様々なものがあります。まず、目的を明確にすることが大切でしょう。給料等の待遇面を良くするとか、あるいはもっと責任のある仕事を任されるようになるとか、そういう目標を明確にすることが大切です。そのためにはより高い能力を身につけることが必要で、その一つの方法として資格というものがあります。

介護業界で働こうとするときに特別な資格が必要なのかと言えば、これは仕事にもよりますが、決してそういうわけではありません。たとえば、単に介護という仕事であるならばそれを始める際に特別な資格は必要としません。専門の研修などを受けて仕事を始めることができます。ホームヘルパーの資格には介護初任者職員研修や実務者研修などがあり、仕事をする際には介護初任者職員研修を持っていると比較的有利であると言えるでしょう。介護職のキャリアアップとしては介護福祉士や介護支援専門員などがあります。介護職のキャリアアップについてはこちらのサイト介護の世界でキャリアアップ!を参考にしてください。

介護福祉士は国家資格になり、この資格を取得するためには厚生労働大臣が指定した養成施設を卒業するか、あるいは介護職として3年以上の経験を積む必要があります。その上で介護福祉士試験に合格しなければなりません。介護支援専門員はケアマネージャーと呼ばれるもので、この試験を受験するためには介護福祉士としての実務経験が5年以上であることが必要で、試験に合格後、介護支援専門員実務研修の課程を修了すれば晴れて介護支援専門員になれます。